バイタルパルプセラピー(断髄法)の症例②|八重洲・京橋の歯医者|歯のクリニック東京

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バイタルパルプセラピー(断髄法)の症例②

バイタルパルプセラピー(断髄法)によって神経を保存した症例②

▼術前症状がない;打診- 自発痛- EPT+ 根っこの尖端周囲の骨が溶けています(赤丸)

バイタルパルプセラピー(断髄法)症例

こちらの患者さまは、1カ月前に他院で虫歯治療を受けられました。その際に保険で銀の詰め物を入れた歯に異和感があるとのことで治療を希望されました。見た目は問題なさそうですが、CT画像では神経に細菌の感染が確認できました。通常であれば全ての神経を取り除き、大きく削った後に高いセラミックをかぶせることになります。

虫歯や歯周病の発生をなくす1番のポイントは、詰め物やかぶせ物と自分の歯との間に段差や隙間をつくらない事です。そして、もう一つのポイントは無菌環境下で治療を行うということです。

虫歯治療は細菌除去治療です。誰が考えても細菌がいっぱいの唾液や血液のなかで無菌治療ができる訳がありません。つまり細菌が除去しきれていない上に段差や隙間も多い。…保険治療の歯の生存率が低い理由です。

精度の低い治療しかし自費だからよいわけではありません。

自費の中には、こちらの写真のようにセラミックで見た目だけよくても、精度(歯の持ち)は保険と変わらないものも散見されます。こうなってしまっては隙間からすぐに虫歯になってしまいます。

医療人として良識あるドクターは見た目と精度の両方を追求します。そのためには、非常に計画的で精密な技術を必要とします。

そこで今回は、ラバーダム(ブルーのゴムシート)で唾液や出血から治療歯を隔離した無菌環境下にて、マイクロスコープ(顕微鏡)を用いて虫歯を選択的に除去、可能な限り神経を温存し、セラミックにて修復する計画をたてました。

細菌が神経に感染した場合、現在でも殆どの医院では全て神経をとります。(保険治療だとその後10年で約80%以上が根尖病変により、抜歯又は抜歯に近い状態になります。)

根管治療(歯の神経の治療)の詳細はこちら>>

リクッチのエンドドントロジーしかし近年、細菌感染は限局的であることが判明しました。

そのため、当院では感染している神経のみをとり、大半の神経を残すバイタルパルプセラピー(断髄法)によって、抜歯に至る歯を救える事が非常に多くなってきました。

バイタルパルプセラピー(断髄法)の実施

バイタルパルプセラピー(断髄法)の症例

こちらの詰め物の中に細菌が感染しています。

バイタルパルプセラピー(断髄法)の症例

細い針が入っている事により、細菌の侵入ルートが確認でました。

バイタルパルプセラピー(断髄法)の症例当該歯には、3つの神経の入口があります。上(青矢印)は出血があり、神経が生きている可能性があるため保存、下2つ(赤矢印)は出血が認められないため歯髄壊死と判断し、残念ながら神経を除去することにしました。

バイタルパルプセラピー(断髄法)の症例

神経除去した空間を滅菌した紙棒で乾燥させます。

バイタルパルプセラピー(断髄法)の症例

MTAという保険治療では使用できない、封鎖性のよい材料で3つの穴を埋め、虫歯の再発リスク・刺激の遮断による痛みの軽減を図ります。

治療前

バイタルパルプセラピー(断髄法)の症例

治療後

バイタルパルプセラピー(断髄法)の症例

治療前は根っこの尖端周囲の骨が溶けていましたが、治療後は電気テストで神経が生きている事が確認できています。また、硬化性骨炎像は認めるものの、神経が死んでいると出現する歯の根の尖端の黒いレントゲン像も見受けられません。通常であれば全ての神経をとる状態でしたが、バイタルパルプセラピー(断髄法)により、一部の神経を救う事ができました。

年齢・性別 ○○男性
治療期間 7日
治療回数 3回
治療費 神経治療275,000円(税込)
詰め物110,000円(税込)
リスク 細菌対策などをしっかり行わないと再発する可能性があります。
神経の状態によっては保存が難しい場合もあります。

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