院長ブログ
症例相談&伝え方確認会
昨日診療後の19:30~21:30まで他院歯科医師の症例相談会と伝え方練習会を当院セミナー室にて開催しました。
(講師 当院理事長:吉橋)
勉強熱心な先生で通常では抜歯の歯を豊富な知識と技術で何とか残す方法の選択肢を相談にいらっしゃいました。
歯の中に治療を困難にするものがありその除去方法や、それ以外の対処方法を2通りお伝えしました。
①は最悪の状況を回避するために戦略的に外科治療を行い、原因と膿を外科的に除去する方法。
②は外科を回避し同等の質の高い治療を目指す方法。(非常に難易度が高い)
先生は1度持ち帰り①②を検討し、もし②なら自分に自信がないので私に出張診療にきてほしいとの事でした。懸命で誠実な選択だと感じました。
治療は日々の知識のアップデート、それに付随した技術の修練、個々の症例への事前検討がなくして現状での最高の治療を達成することはできません。
それには見えないとこでの努力は必須です。見えない努力であるからこそ患者さまはそのような稀な素晴らしい先生が担当でも気づきません。なので治療が早いとか安いとか痛くないとか治す為の医療の本質とは関係ないところで判断しがちです。
身体によい、長期的に安心できる本質的な治療をご希望の方は当院や、本日いらっしゃった先生のようなところへいらしてください。誠実にご対応させていただきます。
院長 吉橋